Piano Recording Guide

PIANO
RECORDING

電子ピアノ・アコピ、それぞれの最適解

結論:ピアノRECの現実解

電子ピアノ:LINE OUT → オーディオI/F に直結。ステレオ(L/R)で録る。これが一番簡単で高音質。

アコースティックピアノ:コンデンサーマイク2本でステレオ録音。部屋の響きが超重要。

MIDI鍵盤:MIDIで録ってピアノ音源で鳴らす。Keyscape、Ivory、DAW付属音源など。

電子ピアノ

最も手軽で高音質

ライン録音

接続方法
  • LINE OUT(L/R)→ オーディオI/F のライン入力
  • ステレオで録ることでピアノの広がりを保持
  • ヘッドホン端子からも録れる(音質は少し落ちる)

電子ピアノの内蔵音源がそのままDAWに録音される。マイク不要で高音質。

MIDI録音

MIDI出力があるならDAWにMIDIで送って、ピアノ音源で鳴らす方法も。

後から音色を変えたり、タイミング・強弱を編集できるのが強み。

プロのTIP

LINE録音とMIDI録音を同時に行うのがベスト。LINEで保険をかけつつ、MIDIで編集の自由度を残せる。

アコースティックピアノ

部屋の響きが命

マイキングの基本

グランドピアノ
  • 蓋を開けて、弦の上30〜60cmにステレオペア配置
  • 低音側と高音側をカバーするように
  • 近いとタイト、遠いと響きが豊か
アップライトピアノ
  • 上蓋を開けて、1〜1.5m離れた位置にステレオペア
  • または背面のカバーを外して響板付近に配置

部屋の重要性

アコピの音の半分は部屋の響き

フローリングの響きの良いリビング>狭いカーペット敷きの部屋。

響きが悪い部屋では、後からリバーブで補うしかない。

プロのTIP

「いい部屋がないから電子ピアノを使う」は正解。無理にアコピをマイク録りするより、良い音源で鳴らした方が結果的に良い音になることも多い。

おすすめ機材

アコピ録音向け

RODE NT5(ペア)

ペンシル型コンデンサーのコスパ最強。クリアで自然な音。ステレオ録音に最適。

¥50,000〜

Audio-Technica AT2020(2本)

予算を抑えるなら。ラージダイアフラムだが十分使える。ボーカルと兼用可。

¥27,000〜(2本)

AKG C451 B(ペア)

ピアノ録音の定番。繊細で透明感のある音。予算に余裕があれば。

¥116,000〜

マイク選びのポイント

ピアノにはペンシル型(スモールダイアフラム)のコンデンサーマイクが定番。トランジェント応答が速く、ピアノのアタックを正確に捉えられる。

おすすめピアノ音源

MIDI鍵盤で使うなら

Spectrasonics Keyscape

ピアノ音源の最高峰。複数のビンテージピアノを収録。リアルで表現力豊か。

¥68,000〜

Native Instruments Alicia's Keys

Alicia Keys所有のピアノをサンプリング。ポップス・R&Bに最適。手頃な価格。

¥15,000〜

DAW付属音源

Logic Pro、Cubase、Studio Oneなど付属のピアノでも十分使える。まずはこれから。

無料(DAW付属)

プロのTIP

高いピアノ音源を買う前に、DAW付属の音源を使い倒すのがおすすめ。付属音源でも十分プロレベルの音が出せる。足りないと感じたら買い足せばいい。

録音のコツ

良いテイクを残すために

録音レベル

ピアノはダイナミクスが広い。最強音(フォルテシモ)でピークが-6dBくらいになるようにゲイン調整。

ピアノは音量差が激しいので、余裕を持って設定。

ペダルノイズ

サステインペダルの「ガチャ」という音が入りがち。

対策:ペダルにフェルトを貼る / 靴下を履いて踏む / 後で波形編集でカット

録音前チェック

チェックリスト
  • 調律は大丈夫か(アコピ)
  • 椅子の軋みは入らないか
  • エアコンは切ったか
  • ステレオのL/Rは正しいか

プロのTIP

ピアノは演奏のダイナミクス(強弱)が超重要。コンプで潰しすぎると表現力が死ぬ。録音段階で良い演奏を目指すのが一番。