Bass Recording Guide

BASS
RECORDING

楽曲の土台を支える、太くて芯のあるベースを録る

結論:ベースはDI一択

録り方:DI(ライン録り)がベスト。オーディオI/FのHi-Z入力に直結でOK。

音作り:アンプシミュ(SansAmpなど)で後から音作り。プラグインでも十分。

ポイント:キックドラムと被らないように。ベース=80Hz、キック=60Hzなど棲み分けを意識。

ベースの録り方

DI vs アンプ録り

DI録音(ライン録り)

メリット
  • クリアで太い低音が録れる
  • 防音不要。深夜OK
  • 後からアンプシミュで音作り自由

オーディオI/FのHi-Z(Inst)入力に接続。アクティブベースなら直結OK。パッシブベースならDIボックスがあるとベター。

アンプ録り

現実的に難しい理由
  • ベースアンプは大音量になりがち
  • 低音は壁を通して響く
  • マイク選びと位置調整が難しい

どうしてもやりたい場合:スピーカーから10〜20cm離してダイナミックマイク(Beta 52Aなど)を設置。

プロのTIP

プロのスタジオでもDIがメイン。アンプ録りは「味付け」として少量ブレンドする程度。宅録ならDI一本で問題なし。

録音テクニック

良いテイクを残すために

奏法別のポイント

奏法別の特徴
  • フィンガー:丸く温かい音。DI向き
  • ピック:アタック強め。ゲイン控えめで録る
  • スラップ:音量差大。コンプ必須

録音レベル

ピークで-6dB前後。ベースは低音が大きく振れるので余裕を持って。

特にスラップは音量差が激しい。一番大きいところでクリップしないように。

録音前チェック

チェックリスト
  • 弦は新しいか(デッドな弦は音が沈む)
  • チューニングは合っているか
  • フレットノイズ・ビビりはないか
  • 電池は新しいか(アクティブベース)

プロのTIP

ベースはドラムとの一体感が命。クリックに合わせて弾くより、ドラムのキックに合わせて弾く意識で。グルーヴが全然違ってくる。

おすすめ機材

最低限これがあればOK

Tech 21 SansAmp Bass Driver DI V2

ベースDIの定番中の定番。アンプシミュ+DI。これ1台でプロの音が出せる。

¥40,000〜

DIボックス(Radial JDIなど)

パッシブベースならあると便利。クリアで歪みのない信号変換。

¥10,000〜30,000

アンプシミュ(プラグイン)

Amplitube、BIAS FX、Neural DSPなど。DAW付属のものでも十分使える。

無料〜¥30,000

最初の1台

予算があるならSansAmp一択。なければオーディオI/Fに直結してDAW付属のアンプシミュで十分戦える。

キックとの棲み分け

低音域のバランスが命

周波数の住み分け

基本の考え方
  • キック重視:キック=60Hz / ベース=80〜100Hz
  • ベース重視:ベース=60Hz / キック=100Hz付近をブースト
  • どちらかを選ぶ。両方同じ帯域を盛ると濁る

サイドチェインコンプ

キックが鳴った瞬間、ベースを数dB下げる。両者がぶつからなくなり、ミックスがクリアに。

設定例:Ratio 4:1、Attack 最速、Release 100ms程度、Threshold は軽くかかる程度。

プロのTIP

ベースとキックは「セットで考える」。どちらかを先に音作りして、もう片方をそれに合わせて調整。この順番が大事。